アスティ地方のカスタニョーレ・デッレ・ランツェに1950年より続くぶどう栽培家で、2000年に2代目クラウディオ・カナヴェーロが継承して自社ビン詰めを開始しました。同地方の様々なDOCGやDOCに合計13ヘクタールの畑を所有しており、長年にわたるサステナブル栽培実践の後、2022年にオーガニック栽培に転換しました。また2023年には「VEGAN」の認証も取得しています。
　「私たちは大自然とぶどう畑、ラベルに描いたすべての動物たちに囲まれ、愛する家族とともに毎日健康に暮らしています。私たちのワインを飲んでくださる方がさらに健康になるようなワインを造りたいと思っています。そのため何よりも健康で滋養に満ちたぶどうを収穫できるよう、すべて手作業で畑仕事に精魂を込めています。白ワインの醸造においては長い時間をかけてゆっくりと繊細にプレスすること、赤ワインはピジャージュ（パンチングダウン）を行なわずルモンタージュ（パンピングオーヴァー）に徹することを旨としており、飲んで疲れない、体に優しく浸透するようなワイン造りを目指しています」。
　彼らの作品は総じてピュアで繊細、ジューシーでみずみずしく、ピエモンテの新潮流を象徴するワインとして国内外のレストランやビストロ、各種ワインメディア等で高く評価されています。
　ラベルの動物たちの絵は、2006年トリノ・オリンピックや各新聞社とのコラボをはじめヨーロッパ全域で活躍するトリノ在住の漫画家兼イラストレーター、ステファノ・フラセット氏が特別に描いてくれたものです。