ブルグイユ村に長く続くこの名門ドメーヌは同AOCにおけるビオロジック栽培の草分けとして知られ、早1980年には完全ビオロジック栽培を開始しています。さらに2019年に正式継承した3代目シャルル・ジョルジェがビオディナミに転換し、2023年に「demeter」の認証を取得しました。
　「先々代から40年以上に渡って無農薬栽培を続けていますので、私たちの畑は小さな大自然です。生物多様性が確立されており、ぶどうの品質はブルグイユのトップレベルであると自負しています。このぶどうの美味しさやポテンシャルをさらに深く、鮮やかにワインに表現したいと考え、ヴァン・ナチュールに進化させることにしました。ブルグイユは伝統的に堅固な味わいのワインとして知られますが、ナチュールの製法を採用したことでワインはしなやかで伸びやかになり、ブルグイユならではの奥深い味わいもより鮮明に感じられるようになりました」。
　2020年には、フランス農務省やINAO等のフランス当局が10年の歳月を経てヴァン・ナチュールを公式に定義・認可した「Vin méthode Nature」にも加盟しています。
　ラベルのワンちゃんは、息子のアダム君が5歳の時にバレンタインのお祝い行事のために描いた絵からのもので、原画にはたくさんのお友達の名前と、「みんな大好きだよ」というメッセージが書かれています（Cœur d'Adam＝アダムの気持ち）。
　「私たちのワインも、ぜひ大好きな人や仲間と一緒に楽しんでいただきたいと思います」（シャルル・ジョルジェ）。