クレザンシー・アン・サンセール村にて1683年からぶどう栽培を営む名門で、1975年に12代目クリスチャン・ドーニーが継承。その後1999年に長男ブノワが、2007年に次男ティボーが参画し、以降親子で仲良く運営しています。
　この生産者は、1984年発刊の仏ビオワインガイドの権威「ル・ギド・カリテ・デ・ボンヌ・アドレス・デュ・ヴァン・ビオ」に掲載されている、わずか2社のサンセールの生産者のうちの1社で、なんと1964年から、完全ビオロジック栽培を貫き通しています。
　「私たちの哲学はとてもシンプルです。”ビオロジック栽培は地球にも人にも優しい。だから、美味しいワインができる”。収穫するぶどうは生命の力に満ち満ちており、それを実感していただけるよう、熟成期間をあえて短め（4ヶ月間）にしています」（クリスチャン・ドーニー）。
　この素晴らしい家族がわが子を慈しむようにして育て、造り上げる作品は、ドイツ、スイス、イタリア、オランダ、ルクセンブルグ、イギリス、ノルウェー、スウェーデン、デンマークといった多くのヨーロッパ人の心を打ち、各国のオーガニック食品専門店やレストランからの予約注文で毎年すぐに完売してしまいます。現地ドメーヌにて当主クリスチャンと優しい奥様のニコルさんとの幸福な出会いがあり、晴れて日本にご紹介できるはこびとなりました。