「ブリアール・モリゼ」は、ル・メニル・シュル・オジェ村に6世代続く名門RMで、2001年より、ジャン・ルー・ブリアールによって運営されています。
　所有する6ヘクタールの畑のうち半分を占める、グランクリュではない畑のぶどうは、惜しげもなくすべて大手メゾンに売却。彼の関心は3haのメニルの畑のみにあり、そこで栽培される真珠のようなグランクリュ・シャルドネを、珠玉のブラン・ド・ブランに昇華させるべく、精魂を注ぎ込んでいます。
　ご紹介する「ラ・ベル・ブルー（美しい青）」は彼の最高級キュヴェで、その年々で最良の出来となった区画のぶどうのみを使用したパーセル・セレクションから、テット・ド・キュヴェ（一番絞り果汁）のみを醸し、イタリア製の特製青色ボトルを使用して熟成させた作品です。
　「味わいや泡の細やかさ、熟成のポテンシャルといった品質が最も大事であるのは言うまでもありませんが、シャンパンは比較的高価ですし、「モノとしての存在感」や「所有する喜び」といったような点も、追求できないかと考えました」（ジャン・ルー・ブリアール）。
　実際「ラ・ベル・ブルー」は、パリジャンを中心に、自家消費用のみならず贈り物としても大変な人気を博しています。また、ソムリエさん達からは、「テーブルで注ぐと周りのお客様が一斉に注目してくださいます（笑）」という声も多いそうです。
　イマジネーション溢れる試みも、中身が本物であってこそ。シャンパーニュの本流を歩む職人的生産者からの、贈り物です。