Winery Introduction

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Nico Fèvre
ニコ・フェーヴル

BOURGOGNE Selection
   

 「サン・トーバン、サン・ロマン、ペルナン・ヴェルジュレスなどの村のワインはムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ、アロース・コルトンのものよりも「劣る」とかつては考えられていたのだが、気温の高い夏のおかげで現在では少なくともそれらに並ぶようになった。」(ジャンシス・ロビンソン)

 サン・ロマン村にて1765年からぶどう栽培を営むフェーヴル家の7代目当主ニコラは、難関の国家試験に合格した現役のエノログ(醸造技士)であり、2009年から、醸造研究所「ゼジェル・エノロジー」に所属する醸造コンサルタントとして活躍しています。
 2014年、実家の畑を継承することになった彼は、「ドメーヌ・ニコ・フェーヴル」を設立。エノログとしての知見や技能を存分に生かした自社ワイン造りを開始しました。(「ニコ」はニコラの愛称です)。
 「赤白合わせて1ヘクタールちょっとの畑ですので、栽培と醸造のあらゆる細部まで、すべてを把握しながら仕事をすることが可能です。サン・ロマンはブルゴーニュで最も白亜(石灰)質が多い土壌で、他のどのブルゴーニュワインよりも上質なミネラルに富みます。このミネラル(塩味)こそが、美味しいお料理をさらに美味しくしてくれるのです」(ニコラ・フェーヴル)。
 昔のサン・ロマンの印象をお持ちの方は、肉厚な果実味に乗って巨大なミネラルが迫ってくる、彼のワインの完成度の高さに度胆を抜かれることと思います。ジャンシス・ロビンソンが、「少なくともそれらに並ぶ」(=実際は凌駕しているのではないか)と問う意味も、ここにあります。

TECHNICAL NOTES

所在村
Saint-Romain
醸造家
Nicolas Fèvre
所有畑面積
1.12ha
ドメーヌ継承年
2014年
栽培における特記事項
実質ビオロジックの極めて厳格なリュット・レゾネ栽培。化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤は一切使用しない
醸造における特記事項
天然酵母のみで発酵。白は除梗せず、赤は70%除梗。無清澄でビン詰め
販売先
販売を開始したばかり。フランス国内90%(ワインショップ、レストラン、個人のワイン愛好家)、輸出10%(スイス、ベルギー)
掲載実績のある海外メディア
「Guide Hachette」等

PRODUCTS

Saint-Romain Blanc
サン・ロマン ブラン

「スー・ラ・ヴェル」に0.52ha。石灰質に勝る粘土石灰質土壌。平均樹齢65年。新樽率20%で10ヶ月間熟成。

Saint-Romain Blanc - サン・ロマン ブラン

Saint-Romain Rouge
サン・ロマン ルージュ

「スー・ラ・ヴェル」に0.6ha。石が多い粘土石灰質土壌。平均樹齢65年。新樽率3分の1で12ヶ月間熟成。

Saint-Romain Rouge - サン・ロマン ルージュ

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